DETAIL
【Area】 日本・静岡
【Style】 Imperial Stout w/Kuromitsu, Kinako and Sea Salt
【ABV】 13%
【ML】 500
-Brewer's Voice-
アメリカ・シアトルの Holy Mountain Brewing とのコラボレーションビール!
黒蜜きなこのインペリアルスタウトです。
今回のコラボでは、WCBが最近導入した Ultimate Brew Tank(UBT)※ を使用しました。
Holy Mountainも導入しているUBTですが、WCBでは今回が初めての使用となるため、
Holy Mountainのコリンさんに用宗までお越しいただき、使い方を直接レクチャーしてもらいました。
ベースとなるインペリアルスタウトは、国内外で高い評価をいただいている The Gateway のレシピを踏襲。
発酵終了後、UBTを用いて「黒蜜・きなこ・塩」をビールに漬け込みました。
コリンさんに日本まで来ていただく機会ということで、両社で “和菓子” をテーマにしたスタウトを提案し、黒蜜きなこの風味を目指して仕上げました。
完成したビールは、黒蜜ときなこの芳醇なアロマがたっぷりと感じられ、甘さを引き立てる “塩” がアクセントに。
味わいはチョコレートのようにリッチで、Holy Mountainから教わった技術を取り入れることで、WCBのインペリアルスタウトらしいデザート感をこれまで以上に表現することができました!
※Ultimate Brew Tank(UBT)
副原料の漬け込みやドライホップを行うための専用タンク。
発酵タンクや貯酒タンクに直接副原料を投入する場合と比べ、フレーバー抽出の効率が向上します。
*****
遥かな昔、このシアトルの地に、Hop Dudeのルーツがあった。
そこは、もっともホップの産地に近く、
そして、もっともNemesisの影が忍び寄る、
光と闇が混じり合う境界領域。
時を跨いでも噂が絶えない場所――“Holy Mountain”。
怪しい信仰が、いまもなお、実しやかに息づいている。
そして現代。
Hop Academyで成績優秀者だけが手にできる留学資格。
若きHop Dudeは、その名誉を掴み取り、海を渡った。
そこで出会ったのは、密やかに語り継がれてきた漆黒の技術。
彼は現地で使われている“魔法のタンク”を用宗へ送り、
帰国後、自分たちのビール造りに落とし込む準備を進める。
だが然し、そのタンクには禍々しい魔性が宿っていた。
まとわりつく邪気に阻まれ、彼の力ではどうにもならない。
頼れるのは――シアトルで出会ったかつての師。
招かれた師匠が、Holy Mountainでの経験を頼りに闇を封じる。
タンクに巣食うNemesisの気配『Dark Torrent』。
古来より伝わる御呪いが……静かに始まろうとしていた。
お楽しみコラボStoutが遂に完成。
先日、Holy Mountainクルー🇺🇸が静岡・用宗へ。
WCBで新導入したUltimate Brew Tankを使い技術交流。
来日中の彼らがインスパイアされた和菓子のイメージから、
副原料として“黒蜜”と“きなこ”をチョイスし、これは……期待大!
不透明を極める漆黒なビジュアル。“黒蜜きなこ”の芳醇すぎるアロマたっぷりの一杯は、その甘さを引き立たせる副原料の“塩”がアクセント。チョコレートのようにリッチで、さらにコーヒーやキャラメルのようなニュアンスも。深く層をなすデザート感に酔いしれる準備はOK?