DETAIL
【Area】 日本・埼玉
【Style】
【ABV】 6%
【ML】 375
-Brewer's Voice-
ドメーヌオヤマダさんでワインを仕込んだ後の洗馬産カベルネフランの果皮をいただいてきて、アメリカンオークでできた大きな縦型タンク・フーダーで造ったセゾンビールと共に 12ヶ月熟成。
ふわりとブドウが香り、爽やかな酸味で軽やかに飲めるイタリアングレープエール。
すでに飲み頃なのですぐに飲んでいただくのも可、少し寝かせてお好みのタイミングで開栓してみるのもおすすめです!
小山田さんとの出会いのきっかけは2023年の夏に箕面ビールの香里さんから、山梨のワイナリーでぶどうの収穫手伝いのお誘いをいただいたことからでした。
自分たちは自己流でワインの勉強中だったので、ドメーヌオヤマダの小山田さんと知り合うことができたことは、ワインへの知識だけでなくビールの熟成にも応用できる技術や思想的なものを会話から学ぶことができて非常に楽しく有意養なものでした。
小山田さんの理想とする日本の風土を表現したワイン造りは、麦雑穀工房の畑からのビール造りという理念と通じるものがあると酵手に思い、自分たちの突き進む道は間違ってはいないと感じております。
今回のビール・ヴァンダンジュに使用したカベルネフランのブドウは、長野県塩尻市の洗馬という地名の標高700mで栽培されたもの。
小山田さんが一山梨以外で所有するで、こちらにも 2024年の冬に枝の野定のお手伝いに行ってたくさん学ばせていただき、ぜひこの地で育ったブドウをビールに使わせてもらいたいと思い実現したビールです。
天日数が多く夜は気温が低くブドウの酸を雑持できるなど、ブドウにとって理想の土地、ブドウのポテンシャルと土地の個性を感じることができると言われています。
ドメーヌオヤマダの「洗馬」というワインはコンセプトが「北のエレガンス」。
落ち着いた酸と赤黒い果実風味とタンニンのバランスの良いカベルネフラン、ちょうどもろみが出る日に合わせて引き取りに行き、戻ってきてすぐにビールに漬け込みました。
イタリアではワイナリーとブルワリーが繋がって、このようにブドウのもろみを使ったビールをよく造っており「イタリアングレープエール」と呼ばれています。
ビール・ワインというジャンルにとらわれず、まずはフラットな気持ちで楽しく飲んでください